ねらい

誰にでも使いやすいユニバーサルデザインの考えを取り入れた工業製品が増(ふ)えていることを知ろう。

内容

街で見かけるトイレのマーク。男性(だんせい)用と女性(じょせい)用と一目でわかるようになっています。これは「ユニバーサルデザイン」といいます。子どもでもお年よりでも、どこの国の人でも分かるようにデザインされています。ユニバーサルデザインとは、年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)、国籍(こくせき)がちがっても、体が大きくても小さくても、不自由な所があっても、さまざまな条件(じょうけん)をこえて、製品や建物、街など、だれもが使いやすいようにしていこうという考え方です。このはさみ。バネが付いていて、細かく手先が動かせないお年よりも楽に切ることができます。シャンプーの容器(ようき)についているギザギザ。これは、同じような形をしたリンスの容器と区別するために、さわっただけで分かるようにしてあります。こうしたユニバーサルデザインの考えが広がることで、だれもが快適(かいてき)にくらすことができるのです。

ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインは、年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)、障害(しょうがい)の有無などに関係なく、誰もが使いやすいように考えていくことをいいます。