ねらい

大きなコンテナを運ぶクレーンを、早く丁寧に操縦する人がいる。その高い技術が、荷物を大切に扱うことや、安全にコンテナを運ぶ作業につながっていることを知る。

内容

神奈川(かながわ)県の横浜港(よこはまこう)にあるコンテナターミナルには「港のキリン」とよばれる、高さ127メートルのガントリークレーンがあります。操縦席(そうじゅうせき)は、地上50メートルの高さにあり、左右のレバーを使って、コンテナを運びます。このとき大切なのが、コンテナの角を正かくに合わせ、10センチのあなに入れること。このクレーンを早く、丁寧(ていねい)に操縦する人が上圷茂(かみあくつしげる)さんです。ふつう、ガントリークレーンで1時間に運べるコンテナの数は、およそ30こといわれていますが、上圷さんはおよそ50こものコンテナを運べます。上圷さんは、コンテナをおろすときに、おろす場所から、20センチの高さでいったん止めます。中の荷物を大切にあつかい、コンテナがぶつかる大きな音が出ないようにしているのです。コンテナを安全に運ぶ作業は、こうした高いぎじゅつにささえられています。

ガンマン~コンテナターミナルをささえる技術(ぎじゅつ)~
神奈川(かながわ)県・横浜港(よこはまこう)のコンテナターミナルで、コンテナを早く、ていねいに運ぶ技術(ぎじゅつ)を紹介(しょうかい)する。