ねらい

まちの様子が変わるにつれて、お祭りを行う意味が変わってきていることを知る。

内容

東京都(とうきょうと)世田谷区(せたがやく)の経堂(きょうどう)地区にある、天祖(てんそ)神社です。10月、神社で秋のお祭りが行われていました。神社の外では、おみこしがねり歩き、お祭りをもり上げています。このお祭りは、もともと農作物の収穫(しゅうかく)を神様に感謝(かんしゃ)する行事として古くから行われてきました。およそ130年前の、神社のまわりの地図を見てみると、田畑がとても多いことがわかります。やがて、まちに電車が通り、住む人がふえ始めました。すると、田畑は少なくなり、家や店がふえてきました。そして、これが今のまちのようすです。田畑は、ほとんど見当たらなくなりました。こうしたまちの変化(へんか)とともに、お祭りをする意味もかわってきました。まちのようすがかわるにつれて、神様へなにを感謝するかもかわってきましたが、まちの大切な行事として、いまもつづいているのです。

まちの変化(へんか)とともに意味をかえてきたお祭り
この神社のお祭りは、もともとは農作物の収穫(しゅうかく)を神様に感謝(かんしゃ)するものでしたが、まちのようすがかわるにつれて、その意味がかわってきました。
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