ねらい

電気がどうやって生み出されているか、安全で安定的に供給(きょうきゅう)できるよう進められていることを理解(りかい)する。

内容

大阪府(おおさかふ)にある堺港(さかいこう)火力発電所。電気を生みだす機械の中には、たくさんの羽がついた「タービン」があります。まず、空気と天然ガスをいっしょに燃(も)やします。そのときに生まれる風の力をつかって、タービンを回しています。さらに、燃やしたときの熱で水を温め、蒸気(じょうき)を使ってもう1つのタービンを回します。2つのタービンの力で発電機が動き、電気が生まれます。働いている人たちは、電気を安定してとどけるために、機械に異常(いじょう)がないか、いつも確認(かくにん)しています。中央制御室(せいぎょしつ)では、発電所の機械を動かしたり、モニターで監視(かんし)したりしています。機械を点検(てんけん)する人は、温度や音などの状態(じょうたい)を確認し、わずかな異常でも早く発見できるように努力しています。毎日使っている電気は、発電所のしくみと働く人たちの仕事で生まれているのです。

電気をつくる ~火力発電所のしくみ~
わたしたちのくらしにかかせない電気は、発電所とそこで働く人たちの仕事で生まれています。