ねらい

わたしたちのくらしから出たごみがどのように処理されるのか理解するとともに、処理の工夫を知る。

内容

千葉市にある新港(しんみなと)せいそう工場です。ごみ計量機は、収集車(しゅうしゅうしゃ)ごとに運んできたごみの重さを量ります。ごみは、クレーンを使って焼却炉(しょうきゃくろ)に入れられます。焼却炉では、850度以上の火でごみを燃(も)やしています。高温で燃やすことで、ばいきんや害虫、においや有害なガスの発生をふせいでいます。燃やされたごみは、灰(はい)になります。灰にすることで、ごみの量を10分の1から20分の1ほどにへらすことができます。さらにこの工場では、その灰を溶(と)かしていきます。電気の熱で炉(ろ)の中を1350度という高温にしています。溶かした灰を冷やしてできた小さな粒は「溶融(ようゆう)スラグ」といいます。道路をつくる材料などとして使われます。燃やしたときに出る熱もむだにしていません。電気を作り、工場内の機械を動かしたり、工場のとなりにある温水プールに使われたりしています。

せいそう工場見学
せいそう工場で、ごみがどのようにして処理(しょり)されているのかを見ていきます。