ねらい

水害から身を守るための防災行動計画づくりを通して、地域で取り組む災害への備えについて学ぶ。

内容

平成27年9月に起きた、関東・東北豪雨(ごうう)。茨城(いばらき)県では、常総(じょうそう)市を流れる鬼怒川(きぬがわ)の堤防(ていぼう)がくずれ、4300人もの住民が、建物に取り残されました。被害(ひがい)にあった地域(ちいき)では、水害から身を守るための「防災(ぼうさい)行動計画」づくりが広がっています。台風や大雨の情報(じょうほう)を天気予報で知った後、自分がどんな行動をとるのかを考えておくのです。例えば、大雨注意報が出たら「ひなんするときに持っていくものをじゅんびする」と書きます。この計画づくりに取り組んでいる小学校では、ひなんするときに、「水を用意する」「薬を買いに行く」と書いた子や、お年よりなどひなんに時間がかかる人は早めにひなんと書いた子がいました。災害(さいがい)から自分の身を守るために、事前にじゅんびをしておくことが大切なのです。

地域(ちいき)で広がる防災(ぼうさい)行動計画づくり
関東・東北豪雨(ごうう)で被害(ひがい)を受けた茨城(いばらき)県の地域(ちいき)では、事前に防災(ぼうさい)行動を考える計画づくりが広がっています。