ねらい

長良川の流域で行われている伝統的な産業を通して、自然を生かした仕事を学ぶことができる。

内容

岐阜(ぎふ)県を流れる長良川(ながらがわ)は、全長166キロメートル、水源(すいげん)から下流までの流域(りゅういき)には、およそ86万人がくらしています。長良川の流域では、川の恵(めぐ)みを生かした仕事が昔から続いています。上流の郡上(ぐじょう)市では、400年以上前から染(そ)め物がさかんです。中流の美濃(みの)市では、岐阜県の代表的な伝統(でんとう)工芸品の和紙が1300年以上前から作られています。白くきめ細かい和紙を作るには長良川の水がかかせません。下流の岐阜(ぎふ)市では、鵜飼(うか)いという鮎漁(あゆりょう)が行われ、たくさんの観光客を楽しませています。長良川で育ったアユは、味や香(かお)りがよく、全国に出荷されています。みなさんの地域(ちいき)でも、自然を生かした産業がないか、調べてみましょう。

長良川(ながらがわ)を生かした伝統(でんとう)産業
岐阜(ぎふ)県を流れる長良川(ながらがわ)。上流、中流、下流ごとに、川の恵(めぐ)みを生かした伝統(でんとう)産業があります。