私たちの便利な暮らしには、石油や石炭、天然ガスなどのエネルギー資源が欠かせません。しかし、これらの資源には限りがあります。これは、おもな燃料が今後何年間採掘できるかを表したものです。石油はおよそ５０年、天然ガスは５２年でなくなってしまうと
みられています。こうしたことから、新しいエネルギーの開発が進められています。これは新しい資源として注目される「メタンハイドレート」。火をつけると燃えるシャーベット状の物質です。日本列島近くの海の底にたくさん埋まっているとみられています。純国産資源の利用の実現に向けて、技術の開発が進められています。ほかにも、生ごみや木のくず、家畜のふんなどを利用する「バイオマス」など、再生可能エネルギーの利用も広がっています。