ねらい

選挙の投票率が高いスウェーデンの事例をとおして、政治への関心を高める教育の役割や取り組みを知る。

内容

スウェーデンと日本、同じ年に行われた国会議員選挙での若者の投票率を表したグラフです。スウェーデンは81.3%、日本は32.4%、大きな差があります。なぜ、スウェーデンの投票率は高いのでしょうか。スウェーデンの小学校6年生、社会科の教科書を見てみると、投票に行くことや、自分の意見を社会に反映させるために集会やデモを行うことが大切だと書かれています。さらに、学校内では投票が行われることがたくさんあります。例えば、学校で新しい遊具を買うとき、限られた予算で、どんな遊具にすればいいのか、全校児童で投票して決めます。高校生になると、国会に集まることがあります。大臣と国の課題について議論します。その内容は、議事録にのり、実際の政策に反映されることもあります。スウェーデンの子どもたちは、自分の意見が学校や地域、そして国の政治にも反映されているという体験をしながら、政治への関心を高めています。

投票率が高いスウェーデン
スウェーデンと日本は、若者の選挙の投票率に大きな差があります。なぜ、スウェーデンの投票率は高いのでしょうか?