ねらい

新しい自動車の開発を通して、限りある資源を使わない技術開発が進められていることを知る。

内容

わたしたちのくらしにかかせない、さまざまな自動車。その多くは、ガソリンや軽油など、石油から作られた燃料で走っています。しかし、石油などの資源(しげん)は使い続けるといつかなくなってしまいます。そこで、石油を使わない車の開発が進められてきました。ハイブリッドカーは、電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせて使うことで、ガソリンを使う量を減らしています。燃料電池自動車は、水素タンクにある水素を、空気中の酸素と反応させ、電気を生み出します。その電気で、モーターを回します。バイオ燃料で走るバスもあります。燃料を作っているのは、田んぼや沼(ぬま)などの淡水(たんすい)にいる小さな生物、ミドリムシです。ミドリムシは、光合成を行うときに、油を作り出す性質があります。その油がバイオ燃料となり、バスを走らせているのです。これからも、限られた資源を使わずに便利にくらすための技術開発が期待されています。

新しい燃料で走る車
ハイブリッドカー、燃料電池自動車、バイオ燃料で走るバス。限りある資源(しげん)をなるべく使わない車の開発が期待されています。