ねらい

香川県の農業の事例をとおして、用水路やため池など農業に欠かせない水を確保するための取り組みを知る。

内容

瀬戸内海(せとないかい)に面した香川(かがわ)県丸亀(まるがめ)市。空から見ると、池がいくつもあるのがわかります。香川県は年間の降水量(こうすいりょう)が少なく、水をためる「ため池」が、1万4千か所あります。ため池の水は、水路を通って畑にとどけられます。ため池の水を使って農業をする、石﨑(いしざき)さんは、ため池をめぐみの池だといいます。他にも、香川県の農業をささえる水があります。香川用水です。香川県を流れている全長106キロメートルの用水路です。高知県から徳島(とくしま)県にかけて流れる吉野川(よしのがわ)から水を引いています。香川用水の水を使い、農業をする吉田(よしだ)さんは、用水路ができるまではタンクを使って水をくみに行っていました。香川用水ができてからは、水の心配がなくなり、安心して農業ができるようになったといいます。ため池と香川用水は、香川県の農業に欠かせないものなのです。

香川(かがわ)県の農業をささえるため池と香川用水
ため池と香川(かがわ)用水は、香川県の農業をささえている大切な水です。