ねらい

早明浦ダムの利水事例をとおして、生活用水を確保するためのダムの役割を知る。

内容

高知県にある早明浦(さめうら)ダムです。ダムの水は、四国の全ての県で生活用水として使われているため、「四国のいのち」とよばれています。四国の1年間の降水量(こうすいりょう)を表した地図をみると、瀬戸内海(せとないかい)側は雨の量が少なく、太平洋側は多いことがわかります。そこで、雨がたくさん降(ふ)る高知県にダムを作り、水をためて、雨の少ない地域(いき)へ送っているのです。ダムの水の量は3億1千6百万立方メートル、学校の25メートルプールにすると、およそ75万杯(ばい)分の量です。四国で最も大きなダムです。早明浦ダムの水を管理している、事務所(じむしょ)では、ダムの水の量だけでなく、ダムの先にある川の水の量も、24時間監視(かんし)しています。水が少なくなった川には、ダムから水を流すように調整しています。早明浦ダムの水は、四国380万人の生活をささえています。

四国のいのち 早明浦(さめうら)ダム
「四国のいのち」とよばれる早明浦(さめうら)ダム。四国の全ての県で生活用水として使われ、四国380万人の生活をささえています。
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