ねらい

熊本県の白糸台地に水を流す通潤橋の建設を行い、農業発展に貢献した布田保之助の功績をとおして、地域の土地開発・発展に尽くした先人の功績について学ぶ。

内容

熊本(くまもと)県にある白糸台地です。米や野菜が、一年を通してしゅうかくできる、ゆたかな土地です。しかし、160年以上前は、30m下の川から水を運んでいたため、農業に大変な苦労がありました。江戸(えど)時代、この地域(ちいき)の役人だった布田保之助(ふたやすのすけ)は、遠くはなれた場所の川から白糸台地まで水を流すための橋をかけようとしました。しかし、最初の計画は失敗します。木で作った橋は、水が流れるいきおいでこわれてしまったのです。そこで、よりじょうぶな石の橋を作ることにしました。2万7千人が参加し、水を通すところには638個(こ)もの石をつなぎ合わせるむずかしい工事を行い、完成した橋が、通潤橋(つうじゅんきょう)です。※2016年、熊本地震(じしん)で橋の一部がこわれましたが、現在(げんざい)修理(しゅうり)が行われています。

布田保之助(ふたやすのすけ)と通潤橋(つうじゅんきょう)~熊本(くまもと)県
熊本(くまもと)県にある白糸台地に水を送る通潤橋(つうじゅんきょう)。江戸時代、この橋をつくる工事を計画し、完成させたのが、布田保之助(ふたやすのすけ)です。
関連キーワード:
先人地域発展通潤橋熊本県