「基本的人権の尊重」では、「自由権」「社会権」「参政権など」が保障されています。自由権には、精神の自由、身体の自由、経済活動の自由があります。身体の自由についてみていきましょう。日本国憲法では、私たちの生命、身体の自由を保障しています。かつてあったように、どれいのように扱われたり、強制労働をさせられたりしません。また、法律が決めた手続きなしに、身体の拘束（こうそく）されたり、罰を加えられたりすることもありません。さらに、拷問（ごうもん）などによって自白を強制されることもありません。取り調べに対して何を答えず黙秘する権利、また、弁護人をつける権利も保障されています。こうした権利は、私たちの自由が損なわれないための権利です。