ねらい

1989年、国連が「子どもの権利条約」を採択するに至った背景と、その内容について学習する。

内容

「子どもの権利条約」は、子どもを一人の人間として認め、安全で幸せに生きる権利を定めています。戦争や、災害、飢えなどによって犠牲になる子どもたちを守るというもので権利は大きく分けて4つ。「生きる権利」はすべての子どもの命が守られる権利。生きるために必要な水や食事が与えられ、防ぐことができる病気にはワクチンなどが投与されます。「育つ権利」は、自分らしく健やかに育つことができる権利。教育を受け、遊んだり休んだりし、医療や保健サービスが受けられることをさします。「守られる権利」は、あらゆる暴力や搾取、有害な労働などから守られる権利。「参加する権利」は、自由に意見を言ったり活動したりできる権利です。本や新聞、テレビなどで様々な情報や考えを知ることができたり、自由に自分の意見を発表したりすることができます。日本は1994年にこの条約に批准。2019年2月現在、196の国と地域がこの条約を結んでいます。

子どもの権利条約-中学
1989年、国連は「子どもの権利条約」を採択しました。それは子どもを主体とした様々な権利を規定しています。