国民主権とは、国民が国の政治を決定する権利を持つという原理です。明治時代につくられた大日本帝国憲法では、主権は天皇にあると定めていました。政治をはじめ、外国との交渉や軍の指揮など、あらゆる権限を天皇が持っていました。「明治君主憲法にかわって、主権は国民の手にあると宣言した新しい日本国憲法公布の日…」１９４６年に公布された日本国憲法では、主権は国民にあると定められました。国民によって政治が行われるようになったのです。