ねらい

各国の抱えている独自の社会問題について知り、理解を深める。

内容

1960年代にドイツでは車の排気ガスや工場からの排煙が原因となり、大気汚染が進みました。その結果、森の木が酸性雨で枯れるようになりました。その森の近くにあるフライブルクという街です。森を守ろうと、環境に配慮した先進的な街づくりが進んでいます。取り組みの一つが排気ガスの削減です。市民はなるべく車を使わないようにしています。自転車の専用道路を設けたり、路面電車の便を良くしたりしています。二つ目は、ごみの削減に向けた取り組み。カフェでは、繰り返し使えるプラスチックカップが使われています。カップと引き換えに預り金を払い、カップを返すと預り金が戻ってくる仕組みです。使い捨ての紙コップの使用を減らそうというものです。三つ目は、再生エネルギーの活用です。風力発電の設備や壁に太陽光パネルを設置したビルなどが見られます。環境を守ることを優先するフライブルクの取り組みは、世界中から注目を集めています。

ドイツ 環境問題への取り組み
早くから環境破壊が進んだドイツでは、国民の間で環境に対する意識が高く、様々な試みが行われています。