ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

近畿地方の中心都市、大阪市。市街地には川や水路が多く、「水の都」として発展してきました。このような大阪の町の原型が作られたのは、今から400年以上前のことです。たくさんの荷物を運ぶ手段は船でした。海に面した大阪には、全国から様々なものが集まり、それらは川や水路を使って各地へ運ばれました。1920年代ごろからヨーロッパの雰囲気を醸し出す水辺の景色が作り出され、この頃から「水の都」と呼ばれるようになりました。ところが、急速な社会の発展にともない川や水路は埋め立てられたり、生活排水で汚れたりしました。このままでは水の都の景観が失われてしまうと、2002年にようやく行政とまちの人たちが一緒になり、水辺の賑わいを蘇らせる計画が進められることになりました。川の清掃や・・・遊歩道の整備、川を会場にしたイベントも次々と行われるようになり、再び、「水の都 大阪」として、賑わいを見せています。

大阪府 水の都
大阪は昔から商業がさかんな街です。街中に発達していた川や水路をうまく利用して、全国から集まってきた様々な商品を各地に運んでいました。
関連キーワード:
水の都水路生活排水大阪