ねらい

地方財政の厳しい現状を認識する。

内容

地方財政とは、都道府県や市町村など地方公共団体が、税金などの収入を得て、さまざまな住民サービスを行うことをさします。これは、関東地方のある町の2018年度の財政を表すものです。左側が、税金などのまちに入るお金―「歳入」の内訳を表したグラフです。市民が納める税金が44パーセント、国や県からの補助金が29パーセント、借金が5パーセントで一年間の収入は2140億円でした。これがどのような行政サービスに使われたのかー「歳出」を表したのが右側のグラフです。お年寄りやこどもなど住民のくらしを支える民生費が37パーセント、道路や公園の整備にかかる土木費が17パーセント、ごみ処理などにかかる衛生費が11パーセント、小中学校の運営など教育費が9パーセント、などとなっています。地方財政が適切に運営されることで私たちの暮らしや社会が成り立っています。

地方財政
住民の生活に密着した地方自治体の予算が地方財政です。しかし地方財政の財源は非常に厳しい状況です。