ねらい

情報技術の発達により、これまでにない新たな漁業の取り組みが増(ふ)えてきていることを知ろう。

内容

日本海に面する福井県小浜(おばま)市です。ここでは、サバの養殖が行われています。漁師の浜家直澄(はまいえ・ただずみ)さんは、2018年から新しい技術を活用するようになりました。いけすにセンサーを設置。このセンサーで1時間ごとに海水の温度や塩分の濃さなどをはかります。データはインターネットを経由して、サーバーに保管されます。保管されたデータはパソコンやタブレットなどでいつでも確認することができます。こうした仕組みをIoT(アイオーティー)と言います。様々なものをインターネットにつないで情報を集め、離れた場所の状態を知ったり、離れたモノを操作したりすることができます。浜家さんはこの仕組みを使うようになってから、作業を効率化できるようになったと感じています。IoTのデータを活用することで、環境の変化がサバの育ち方にどのように影響するかなど、養殖に必要な情報が得られると期待が高まっています。

IT(情報技術)を取り入れた漁業
漁師の浜家さんはいけすにセンサーを設置し、パソコンで確認しています。様々なものをインターネットにつないで情報を集める仕組みをIoTと呼び、効率化につながります。