ねらい

森林消失の深刻な現状と今後の予測を踏まえ、森林保護の重要性を学習する。温暖化との関連に留意する。  

内容

森林は、酸素を作り、豊かな生態系を育むなど地球環境にとって、とても大切な存在です。2020年の世界の森林面積はおよそ40億ヘクタール。全陸地面積のおよそ30%です。その森が、世界中で急速に消えています。1990年から2020年までの30年間で、日本の面積のおよそ5倍の森林が減少しました。南米やアフリカ、東南アジアなどに広がる熱帯雨林やロシア東部の針葉樹の森・タイガなどが、開発のために、切り開かれました。安い木材や薪・炭などの燃料を求めて、森林を伐採する例、農地や牧草地などにする例が後を絶ちません。また、地球温暖化に伴う干ばつや、山火事による森林の減少もあります。森林破壊を食い止めるには、森が多い国や地域だけの問題として捉えるのではなく、国際社会の協力が大切です。

森林破壊
2020年の世界の森林面積はおよそ40億ヘクタール。全陸地面積のおよそ30%です。その森が、世界中で急速に消えています。