ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

北海道の北東部に位置する知床半島。長さ65キロメートル、幅25キロメートルの海に突き出た細長い半島です。2005年に世界自然遺産に認定されました。流氷が運んでくる豊富な栄養分の影響を受けて、海の生き物から陸の生き物につながる生態系がわかりやすく見られること、希少な動物や植物の生息地となっていることなどが評価されました。中でもヒグマは知床半島を代表する大型の野生動物です。半島には500頭ほどのヒグマが生息していると見られています。世界遺産に登録されてから、多くの観光客が知床を訪れるようになりました。こうした中で、観光客とヒグマの接近が増え、いつ事故がおきてもおかしくない状態が続きました。対策の一つとして、高さのある遊歩道を設置したり、知識のある観光案内ガイドをつけたツアーを実施したりするなど、自然保護と観光を両立させる取り組みが続いています。

世界遺産 北海道知床半島
北海道の北東部に位置する知床半島。2005年に世界自然遺産に認定されました。