ねらい

各地の農業生産の特色を知り、自然的、社会的条件との関わりを考える。

内容

福井県最大の平野、福井平野。九頭竜川などの豊富な水を利用して、米づくりを中心に農業が盛んに行われてきました。この地域では、これまで水路を使って田んぼや畑に水を届けていました。しかし、古くなった水路は壊れて水の流れが悪くなったり、ごみで水質が悪化したりしていました。そこで地下に大きなパイプを埋め、農地に水を届ける“パイプライン”を建設することになりました。パイプの直径は、大きいところで、3.5メートル。大量の水を短い時間で運ぶことができます。このパイプラインの総延長は、55キロに及びます。これにより、安定して水を届けることができるようになりました。また、これまで水路が伸びていなかった畑にも水を送れるようになり、ニンジンなどの野菜も効率的に収穫できるようになりました。「パイプライン」が安定した農業生産を支えています。

農業用パイプライン
福井平野では農地に水を届ける“パイプライン”を建設することになりました。パイプの直径は、大きいところで、3.5メートル。総延長は、55キロに及びます。