ねらい

桜の開花を通じて、起伏に富んだ日本の国土について知る。

内容

写真家の中西一登さんが愛してやまないもの。それは「桜」です。桜を追いかけて20年以上日本各地を旅してきました。桜は、寒い冬から暖かくなってくると咲き始めます。中西さんの旅は沖縄県から。1月23日にスタートしました。1月の平均気温は17度。すでに見ごろを迎えています。その後、九州・四国・近畿地方など、どんどん北へ進んでいきます。4月下旬、福島県へ入った中西さん。ところがある日突然、引き返したのです。福島県から700キロ、15時間かけて戻ったのは、長野県。「なんでかというと何かというと、長野の標高が高いからなんですね。」という中西さん。標高が高いと気温が低いため、開花が遅れるといいます。地形の変化に富んだ日本。桜の咲く時期が異なるため、その変化を感じながら中西さんは旅を続けているのです。この年、最後に訪れたのは、7月17日の北海道・羅臼町。沖縄の開花から6か月後のことでした。

桜を追いかけて日本一周
写真家の中西一登さんは、桜を追いかけて20年以上日本各地を旅してきました。旅は、1月に沖縄からスタートし、7月北海道で終えるまで6か月続きました。
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