ねらい

さまざまな発電方法の特徴と違いについて学ぶ。

内容

発電方法のひとつが、水力発電です。水力発電は、水が高いところから低いところへ落ちる時に起こる力を利用して発電します。水力発電所にある発電機は、太い軸で水車とつながっています。ここに、ダムなどの高いところに貯めたたくさんの水を勢いよく送りこむと、羽に水が当たって水車が回転します。この回転で発電機を動かすことによって、電気が作られるのです。水力発電は、火力発電と違い、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を出さずに電気を作ることができます。一方で水力発電には雨や雪がふらないと、発電のための水が不足して、電気が作れなくなってしまう心配もあります。さらに、発電をするときの環境への影響は少ないものの、発電所のダムをつくる時には、近くの村や生き物たちの住む森を切り開くなど、まわりの環境に大きな影響を与えることになります。そこで最近では小さな川や用水路の水の流れを利用する、小型の水力発電施設も登場しています。

水力発電
発電方法のひとつが、水力発電です。水力発電は、水が高いところから低いところへ落ちる時に起こる力を利用して発電します。
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発電水力ダム水車発電機