ねらい

工業製品の進化の歴史を学ぶとともに、製造する工場ではどんな工夫があるかを知る

内容

今からおよそ70年前に作られたエアコンです。サイズはかなり大きめでした。エアコンは、家庭用としてではなく、商業施設や駅などの空気を冷やす業務用としてスタートしました。製品の改良によって家庭内で使えるようになったのは1970年代から。大きかったエアコンは小型化していきました。こちらは滋賀県草津市にあるエアコン工場です。一つのエアコンに使われるパーツはおよそ2000個。たくさんのパーツを使って作り上げるために、さまざまな工夫が凝らされています。その一つが自動で動くワゴン。倉庫で必要な部品を積み込んだワゴンは、自力で作業場に移動します。さらに組み立てる人が作業しやすくなるようこんな工夫も。ドリルが人の動きに合わせて降りてきました。使用する工具を自動で動かし、最低限の動きで済むような仕掛けになっているのです。こうした効率化の工夫は300個以上あります。

くらしを便利にする工業製品
今からおよそ70年前に作られたエアコンです。サイズはかなり大きめでした。技術者の創意工夫で大きかったエアコンは小型化していきました。
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