ねらい

下水道の仕組みについて理解を深める

内容

街でみかけるマンホールのフタ。よくみると微妙に違いがあります。小さく『うすい』とあります。この下には、雨水(あまみず)が流れています。一方、こちらは『おすい』。この下ではトイレやお風呂、台所などで使い終わった水が流れています。このように「雨水」の流れと、「汚水」の流れをあわせて“下水道”といいます。下水道を流れて、集められた水は下水処理場へ運ばれ、きれいな水へと処理されます。下水を処理するときに発生する汚泥を使って、農業用の肥料を作る取り組みもあります。汚泥には、植物の成長に欠かせない、栄養素が多く含まれています。化学肥料より値段が安く、野菜や植物が育つのに、良い効果があると言われています。こちらは下水処理で発生するガスから水素という物質をつくり、新しい自動車の燃料にする取り組みです。世界で初めて、生活排水から生まれた水素を一般に販売できるようになりました。

下水道ってなに?
街でみかけるマンホールのフタ。よくみると微妙に違いがあります。小さく『うすい』とあります。この下には、雨水(あまみず)が流れています。