ねらい

市民の声を政治につなげる陳情の仕組みについて学ぶとともに実際に取り組みを行った子どもたちに気持ちを聞く

内容

サッカーが大好きな小学生相澤さん。同級生たちと放課後に練習するのが日課でした。しかし、遊んでいた公園でボール遊びが禁止されたため、突然練習の場所を失いました。思いっきりサッカーがしたい。そこで、ボランティアセンターの職員に協力を求め、議会に陳情することにしました。「陳情」とは、市民が実情や要望などを訴え、適切な対策を講じるよう国や自治体などの公的機関に申し出ることを言います。相澤さんたちは、5つの要望をまとめた陳情書を板橋区に提出しました。しかし、これらが必ずしも認められるとは限りません。区議会での議論は3時間半にも上りました。そして開かれた報告会。要望した5つのうち、4つが認められたのです。公園の利用は5時半までに延長。かつて練習していた校庭も水曜日は使えるようになりました。切なる願いが実現へと結びつけたのです。

陳情を行った小学生
「陳情」とは、市民が実情や要望などを訴え、適切な対策を講じるよう国や自治体などの公的機関に申し出ることを言います。
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