ねらい

魚がとれてから家に運ばれるまでの流通について学ぶ。さらに、売りに出されたものを、だれがいくらで買うか決める「競り(せり)」について知る。

内容

神奈川県三浦市にある魚市場です。朝四時半。魚を水揚げしています。まずは魚を種類や大きさごとに仕分けます。 仕分けた魚を見に来たのは、仲買人です。 仲買人は市場に並んだ魚のなかから自分が買いたい魚を選びます。魚はその日とれた量や質によって、毎日値段を決めています。この魚市場では仲買人は、自分が希望する金額を書いて、市場の担当者へ渡します。仲買人のなかで一番高い金額をつけた人がその魚を買うことができるのです。 安く買いたいところですが、自分より高い金額をつけた人がいれば手に入らない一発勝負です。無事買い終えると、仲買人たちは、仲間と協力して、素早く箱づめします。 他の市場やスーパー鮮魚店などへ運ぶためです。 箱詰めした魚は鮮度を保つため保冷車で運ばれます。店に届くとお店の人が、すぐにウロコをとったり、さばいたりして、食べやすいよう加工します。とったその日のうちに魚を売ることができるのです。

新鮮なまま魚が届くしくみ
神奈川県三浦市にある魚市場です。朝四時半。魚を水揚げしています。
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せり流通市場