ねらい

産業やくらしの基礎を支える支える鉄鋼業について学ぶ

内容

「鉄」は私たちの生活にとても身近な金属です。ビルや鉄塔などの建築物、電化製品携帯電話の部品など、金属製品の9割以上が鉄でできているといわれています。ここは千葉県にある製鉄所です。鉄は、鉄鉱石という岩石を熱で溶かして作られます。鉄鉱石には鉄以外のものも混じっているため、鉄を取り出すために「高炉」と呼ばれる大きな炉で、2000度以上の高温に熱し、溶かされます。こうして取り出された鉄から、さらに余分な成分を追い出し、「鋼(はがね)」と呼ばれる頑丈な鉄が作られます。この作業を「転炉(てんろ)」と呼びます。鋼(はがね)を一定の大きさと長さに変える「連続鋳造(ちゅうぞう)」を経て、4000トンの力でのばし、鋼材(こうざい)が出来上がります。この鋼材が、さまざまな鉄製品に変わっていくのです。日本は、世界有数の鉄の輸出国としても知られていて、製鉄所で作られた鉄のおよそ37%は海外に輸出されます。

工業を支える鉄鋼業
日本は、世界有数の鉄の輸出国としても知られていて、製鉄所で作られた鉄のおよそ37%は海外に輸出されます。
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