ねらい

広島の原爆ドームと長崎の平和行事を通じ、平和の大切さについて理解する。

内容

1945年8月6日午前8時15分。広島市に原子爆弾が落とされました。三日後の8月9日11時2分、今度は長崎市に原爆が落とされました。この建物は広島にある原爆ドームです。もともと広島県の物産を展示する施設でしたが、原爆により破壊され、鉄骨がむき出しになりました。「悲惨な思いがよみがえる」と、取り壊す案も出ましたが、広島市は、平和を訴えるシンボルとして永久に保存することを決めました。そして1996年には、核兵器の悲惨さを後世に伝える世界遺産に登録されました。長崎では、原爆が落とされた8月9日を「ながさき平和の日」としています。世界の平和を願い、二度と原爆が落とされることがないようにと「長崎市民平和憲章」を制定。被爆者の実体験を聞く平和学習などを行い、子どもたちに平和の大切さを訴えています。

広島と長崎
広島と長崎に原爆が投下された1945年8月6日と9日を、人類は忘れません。両市は平和を世界に発信し続けます。