ねらい

エレベーターを通じて日本の優れた技術について学ぶ

内容

アジアや中東を中心に販売数を伸ばしている日本の工業製品があります。エレベーターです。ここは、中国の広州市。高さ530メートル、地上111階の超高層ビルの中にあるエレベーターは世界最高速。時速75.6キロで上昇し、1階から95階まで、たった42秒で到達します。日本の大手企業が製造しました。究極の「速さ」を実現するため、人が乗るカゴの上下を流線形にし、空気抵抗を減らしました。さらに、なめらかな動きも実現。さらにこの企業では日本の工業が抱える課題にも取り組んでいます。まずは働き手不足の解消。ITやデジタル技術を使い、少ない人手での管理を可能にしています。資源量の削減もすすめています。エレベーターを動かす巻き上げ機の重さを軽くしました。こうすることで、建物の最下層にあった巻き上げ機を上の階に設置。釣り上げるロープの長さをおよそ半分にすることができました。

世界に広がる日本のエレベーター
アジアや中東を中心に販売数を伸ばしている日本の工業製品があります。