ねらい

「文化財(ざい)は、どのような願いがこめられ、どのように受けつがれているのか」。山口市の瑠璃光寺五重塔(るりこうじごじゅうのとう)の「歴史(れきし)」と「願い」について考えてみよう!

内容

高さ31.2メートルの瑠璃光寺五重塔。屋根の形が美しく、価値の高いものとして国宝に指定されている。いったい、いつ何のためにたてられたのだろう?その歴史を見てみよう!建てられたのは約600年前。地域(ちいき)をおさめていた武士(ぶし)・大内義弘(おおうちよしひろ)のあの世での幸福を祈るために建てられた。後の時代には解体(かいたい)されそうになったが、山口に住む人たちの声によって守られた。それでも、木でつくられた五重塔は雨風にさらされて、いたんでしまう。そこで、何度も何度も修復(しゅうふく)を重ねて残されている。これには、どのような願いがこめられているのかな?瑠璃光寺の渡邉博志(わたなべはくし)住職(じゅうしょく)にインタビューすると、「約600年前から現在まで、大人から子どもへ代々受けつがれ、守られてきた塔。そのつながりを大切にしていただきたい」と話した。

やまぐちクエスト #02 文化財・瑠璃光寺五重塔 ①歴史と願い
「文化財はどのような願いがこめられ、どのように受けつがれているのか」。山口市の瑠璃光寺五重塔の「歴史」と「願い」について考えてみよう!