ねらい

「文化財(ざい)はどのように受けつがれているのか」。山口市の瑠璃光寺五重塔(るりこうじごじゅうのとう)の「受けつがれる方法」と「未来(これからどうなっていくのか)」について考えてみよう!

内容

瑠璃光寺五重塔では、今も大がかりな修復(しゅうふく)が数十年おきにおこなわれている。五重塔の特ちょうは外側に大きくそりあがる形の屋根で、「ひわだ」と呼ばれるヒノキの木の皮を積み重ねて屋根をつくる。昔から変わらない「ひわだぶき」という手法だ。でも、「ひわだぶき」の職人(しょくにん)は、今ではへってきていて、大量の木材も必要。職人の佐々木真(まこと)さんによると、ひわだぶき以外では五重塔の屋根のそりや丸みを表現できず、昔からの手法を守り続けているそうだ。さらに佐々木さんは、地域の小学生にもその技術(ぎじゅつ)を伝え、五重塔を守り続けている。また、五重塔の周りでは、山口市役所が中心となり、そうじや草抜きがおこなわれている。1年中美しい瑠璃光寺五重塔は、たくさんの人の手によって守り続けられているんだ。地域の文化財や祭りを守っていくために、みんなはどんなことができるだろう? 

やまぐちクエスト #02 文化財・瑠璃光寺五重塔 ②方法と未来
「文化財はどのように受けつがれているのか」。山口市の瑠璃光寺五重塔の「受けつがれる方法」と「未来(これからどうなっていくのか)」について考えてみよう!