萩焼（はぎやき）とは、萩市を中心に作られる焼き物で、さまざまな色や形がある。大きく分けると、作品としてかざられる芸術品（げいじゅつひん）と、茶わんや花びんなどに使われる日用品がある。萩焼の表面を近くで見てみると、細かいヒビのようなもようが見える。この「貫入（かんにゅう）」とよばれるヒビが萩焼の特ちょう。ヒビによってもようが変わり、１０年間ほど使うとひびがうき出てところどころ色が変わることも。しかもこの色の変化はさらに続いていく。このようなもようの変化を「七化け（ななばけ）」といい、多くの人たちから愛されている。