ねらい

中小工場と大工場の違いを知り、中小工場の意義についても学ぶ 

内容

現在、日本には20万以上の工場があります。そのうち、働く人の数が300人以上の工場を「大工場」と言います。大工場では、自動車や鉄道の車両、エアコンなど、大規模な生産設備が必要なものが作られています。一方、働く人の数が300人未満の工場を「中小工場」と言います。服や鞄、食料品など、私たちに身近な製品をたくさん作っています。日本にある工場のうち、1%が「大工場」。残りの99%は「中小工場」です。中小工場は、大工場で生産する製品の「部品」も作っています。2011年に起きた東日本大震災では、自動車工場に出荷する部品を作っている、多くの中小工場が被害を受けました。部品が流通しなくなり、遠く離れた関連工場や、自動車をつくる大工場の生産も止まってしまいました。中小工場は、大工場の生産を支える生命線でもあるのです。

大工場と中小工場
現在、日本には20万以上の工場があります。そのうち、働く人の数が300人以上の工場を「大工場」と言います。