ねらい

造船業の特徴について学ぶ

内容

日本は造船業が盛んな国です。船を作る工場のことを「造船所」といいます。造船所があるのは波が穏やかで船が水上に出やすい地形の海岸。船は、鉄の板を組み合わせて作ります。まずは、設計図に沿って船のパーツを作る工程です。鉄板の切断は、機械が自動で行います。 船の曲線に合わせた形を作るのは「ぎょう鉄」という技。ガスバーナーの熱と水を使い、鉄板を少しずつ曲げていく職人技です。こうしてできたパーツをつなぎ合わせて、「ブロック」と呼ばれる塊に組み立てていきます。大きくなったブロックは、巨大なクレーンで、ドック、または船台と呼ばれる場所まで運びます。ここで船の形に組み立てるのです。形が出来上がったら、海に船を浮かべる「進水」を行います。最後に設計通りの性能になっているか確認します。試運転に合格すると、ようやく完成です。コンテナ船や自動車専用船の場合、設計から完成までに平均3年から4年かかると言われています。

日本の造船業
日本は造船業が盛んな国です。船を作る工場のことを「造船所」といいます。
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