ねらい

四大公害病といまも続く影響について学ぶ

内容

昭和30年代、日本の産業が急速に発展した一方で、大きな問題となってきたのが公害です。人々の活動によって環境が悪化し、暮らしや健康が脅かされました。とくに被害が大きかったものは「四大公害病」と言います。熊本県や鹿児島県で起きた水俣病。化学工場から流された有機水銀により海が汚染されました。その海の魚をたべた人々に手足のしびれなどの症状が出たのです。熊本県に暮らす坂本しのぶさん、67歳です。坂本さんは生まれる前に母親の胎内で有機水銀の被害を受けました。生まれながらにして水俣病の症状があったのです。いまも言葉のもつれや全身のまひがあり、懸命にリハビリを続けています。汚染された水俣湾は、国や県、原因となった企業が対策を進め、環境は改善されていきました。しかし、公害の影響はいまも続いているのです。

四大公害病といまも続く影響
昭和30年代、日本の産業が急速に発展した一方で、大きな問題となってきたのが公害です。
関連キーワード:
公害被害四大影響有機水銀