ねらい

津波のとき、川のそばが危険であることを学ぶ。

内容

2011年3月11日、宮城県多賀城市は津波に襲われた。市内の3分の1が水につかったんだ。多賀城市は、海のすぐそばにある。北側の高台に天真小があり、川をはさんで、南側の低い場所には住宅街や工場がある。保田先生と天真小学校のみんなは、市内を流れる川にやってきた。ここは、津波のとき、とても危険な場所だという。「川の傍は、通るととっても危険です」多賀城市を東西に流れる砂押川。実は、東日本大震災のとき、この川を津波が逆流し、あふれた水が町を襲ったんだ。砂押川や近くの運河をさかのぼった津波は、河口から5キロの地点まで船を押し流したそうだ。実は津波は陸地よりも先に川に入り、さかのぼっていく。川からあふれた水が、思わぬ方向からやってくることだってある。津波警報が出ているとき、川に近づくのはとっても危険なんだ。「津波のときは川に近づかない」、覚えておこう。

津波のときは川に近づかない
津波は海の方向から来るとは限らない。川を遡り、溢れた水が思わぬ方向から来ることもある。津波の危険があるとき、川に近づいてはけないことを知ろう。