ねらい

伝えたいことがあいまいだったり、言葉が足りなかったときに、よく大人から言われる「もっと具体的に言って!」という言葉。しかし、そもそも「具体的に」とはどういうことなのか。具体的に伝えるためにはどうすればいいのか。他の「事実」に例え、具体的に伝える「比喩」について学ぶ。

内容

具体的に伝えるときに難しいのが、味やにおいといったイメージしにくいもの。大好物のももを食べているホズミに・・・、「そのもも、美味しい?」と質問すると、「甘いよ。」と答えがかえってきました。でも「甘い」っていっても、どのくらい甘いのかわかりません。こんなとき「比喩」を使うと、より具体的に伝えることができます。比喩とは、他のものに例えて具体的に伝える方法です。「そのもも、美味しい?」。「うん、甘いよ」。この「甘い」を、「〇〇のように甘い」とすることで、相手がイメージできるようにつまり、具体的に伝えることができます。〇〇には、他の果物や甘いものを入れるといいでしょう。ではもう一度やってみましょう。「ねぇ、その桃美味しい?」「このもも、砂糖のように甘いよ」。なるほど、比喩を使うことでより具体的に伝わりましたね。

具体的に伝えるためのコツ ~比喩(たとえ)を使う~
伝えたいことを、他の「事実」にたとえる「比喩(ひゆ)」を使えば、より具体的に伝えることができます。