ねらい

誰に、どう伝えるかを練りに練って作られるCMの工夫を通して、伝えたい内容を明確に、分かりやすく伝えることの重要さを学びます。

内容

今回取材をしたのは、大手化粧品会社のデザイン宣伝部でCMを作るクリエイティブディレクター、小助川雅人さん。クリエイティブディレクターは、CMのテーマを決めて、大勢のスタッフたちと一緒にアイデアを形にする、リーダー的存在です。「メイクのチカラ」をキーワードに、若い世代向けのCMを作ることになった小助川さん。100以上のアイデアから、インパクトがあり、伝えたいテーマに当てはまる案を選びます。今回選ばれたアイデアは、男子生徒が化粧で可愛い女子生徒に変身する「女装男子」。女子中高生に聞き取り調査をし、「このテーマのCMが見たい」「SNSで広めたい」という意見が多く、採用されました。モノや企業を宣伝するCMは、伝える目的を明確にすること、そして伝えたい相手の関心をきちんと引きつけるインパクトのある企画を考えることが大切なんです。

記憶に残るCMづくり
口コミやSNSで広く拡散されるCMには、「誰に何を伝えるか」という明確なテーマとインパクトのあるアイデアが詰まっています。CMがどう作られているのかに迫ります。