ねらい

2015年、茨城県・鬼怒川の堤防が壊れた水害を例に、「自助(じじょ)」(自分の命を自分で守ること)の課題を伝える。

内容

2015年9月。大雨で茨城県を流れる鬼怒川の堤防が壊れ、激しい流れで多くの住宅が押し流されました。4000人以上の住民が逃げ遅れて取り残されました。どうして、逃げ遅れてしまったのでしょうか? 川に流されながらも助かった晝間(ひるま)きよ子さん。家の近くの鬼怒川は、これまで水があふれることがありませんでした。「たいしたことない」と思っていましたが、みるみるうちに、道路に水が増えてきたと言います。家の外に出た晝間さんは、川からあふれた水に流されました。ヘリコプターで助け出されたのは7時間後。体中傷だらけになっていました。「災害にどう備えているか」を聞いたアンケートでは、「備えは大切だと思うが、備えてはいない」と答えた人が半分いました。自分の命を自分で守ることを「自助」と言います。自然災害が多い日本では、どんな準備をしておけばいいのか、普段から考えておかなくてはいけません。

自助(じじょ)~自分の命(いのち)を自分で守(まも)るには~
2015年、茨城県・鬼怒川(きぬがわ)の堤防(ていぼう)が壊れた水害を例に、「自助(じじょ)」(自分の命を自分で守ること)の課題を伝える。
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