ねらい

総合的な学習の時間で何度も繰り返されるクラスの話し合いで、「反対の意見」に耳をかたむけることの大切さを紹介。クラスのみんなでいったん立ち止まり、大勢が賛成している考えをもう一度見直すことで、話し合いが深まり、クラスの考えや目標が少しずつステップアップしていくのです。

内容

愛知県岡崎市立小豆坂小学校の6年2組です。このクラスでは話し合いの時に大切にしていることがあります。それは「反対の意見にも耳を傾ける」こと。クラスに届いたお年寄りからの手紙に返事を書くか、書かないかを話し合った時のこと。相手の方は92歳。よく見ると、手紙の文字がわずかに震えています。クラスの多くは、体が悪い相手を気遣い、返事は書かない方がいいという意見。しかし、そんな中「何もしないまま、相手とのつき合いが終わってしまってもいいの?」という「反対の意見」が出たのです。みんなはさらに話し合いを続けて、大切なのは交流を続ける事だと返事を書く事にしました。何度も「反対の意見」を出し合い、議論を重ねることで、みんなの思いや考えが、まるで『らせん階段』の様に、少しずつステップアップしていったのです。

総合「地域のお年寄りとつながろう」「反対の意見」に耳をかたむける~岡崎市小豆坂小学校6年~
岡崎市立小豆坂小学校の6年生のみんながクラスの話し合いの際「反対の意見」にも耳をかたむける事でみんなの意見や考えをもう一度見直すことが出来た。