ねらい

映像編集の仕事ぶりを通して、見る人に、ねらいや目的をわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか、創意工夫が大切であることを伝える。

内容

今回取材したのは、映像編集のプロ、大石洋平さん。NHKの情報番組「ガッテン!」の予告映像を担当しています。「ガッテン!」が取り上げたテーマは、「ピーマン」。その魅力を伝える45分の番組を、より多くの人に見てもらうために、25秒の予告動画を作ります。まず大石さんが考えたのは、「ピーマン革命」というキーワード。番組の映像やピーマンとこのキーワードを組み合わせて25秒にまとめます。1回目の編集では納得のいかなかった大石さんは、さらに改良を加えます。ピーマンに否定的なコメントを使って、ピーマンの魅力を引き立たせたり、出演者がおいしそうにピーマンを食べるシーンを入れました。そして完成した予告映像は、具体的な表現が増え思わず見たくなるような映像になりました。見る人を意識して、魅力的に編集された映像は、つくり手の意図やねらい、目的をわかりやすく伝えるための様々な工夫が凝らされているのです。

伝える意図を明確に 映像編集
見る人を意識して魅力的に編集された映像。そこには、ねらいや目的をわかりやすく伝えるための工夫が凝らされています。映像編集の現場に迫ります。