ねらい

長時間労働が原因でうつ病になってしまったAさんの事例から、長時間労働や過労死の問題を伝える。

内容

日本では今、働きすぎが原因で亡くなる「過労死」が問題となっています。過労死の主な原因は過酷な長時間労働。40代のAさんは、自動車部品の販売会社で働いていた6年前、会社から大きな仕事を任され、深夜まで残業する日々が半年間続きました。一月80時間の残業を2か月以上続けると、過労死の危険があるとされています。Aさんは、一月平均165時間の残業をしていました。そんなある日、突然、体が動かなくなり、病院へ駆け込むと「うつ病」でした。うつ病は、気分がとても落ち込む病気。「不安になる」「好きなこともやりたくない」などの心の症状や「眠れない」などの体の症状が現れます。自殺したい衝動に駆られる人もいます。Aさんは、自分は大丈夫だと思い込み、働きすぎたことを悔やんでいます。日本では働く人の20.8%が長時間労働をしています。長時間労働や過労死をどうやったら防げるのか、社会の課題となっています。

仕事と健康~長時間労働・過労死~
長時間労働が原因でうつ病になってしまったAさんの事例から、長時間労働や過労死の問題を伝える。