ねらい

栃木県で建設中の太陽光発電所を例に、土砂崩れが起こりやすくなる問題や、自然環境に影響を及ぼす問題について伝える。

内容

太陽光発電をめぐるトラブルが全国各地で増えています。栃木県足利市のある住宅では、雨が降った時、家の裏の斜面から土砂が流れ込みました。斜面では大規模な太陽光パネルの設置工事が進められていて、木が伐採されたために地盤が緩み、土砂が流れやすくなっていたのです。更に、栃木県鹿沼市にある横根高原では、「メガソーラー」という、大規模な太陽光発電の施設を建設する計画が2016年に持ち上がりました。切り開かれる土地の広さは、野球グラウンド、80面分以上。横根高原にメガソーラーが建設されれば、多くの生き物たちが暮らせなくなってしまうと、地元の人たちから建設反対の声が上がり、計画は見直されることになりました。環境に優しいエネルギーといわれる太陽光発電。しかし、その設置場所や、規模などを検討しないと、環境に大きな影響を与えてしまう事もあるのです。

太陽光発電の問題点
栃木県で建設中の太陽光発電所を例に、土砂崩れが起こりやすくなる問題や、自然環境に影響を及ぼす問題について伝える。