ねらい

普段観ているアニメがどのように作られているのか、アニメ制作の現場ではどんな仕事をしているのかなどを知る。

内容

アニメ『がんがんがんこちゃん』の監督をつとめる依田伸隆(よだ・のぶたか)さん。もともと人形劇のがんこちゃんをアニメ化するにあたってアニメならではのことを入れたいと考えています。がんこちゃんが巨大化するシーンを、より迫力ある映像にしたいと考えた依田さんは、その思いを絵コンテにこめます。絵コンテをもとに、かんたんな映像を作って動きを確認し、それを参考に一つひとつの動きをえがいていきます。そしてできあがったのが「原画」。パラパラまんがのようです。この原画を一枚一枚つなげていくと、動きのあるアニメになりました。さらに、がんこちゃんの大きさをより強調するため、大きな月や、手前に動く林を加えました。このように実際はありえないけれど、より強調して大げさに表現することを「誇張」といいます。「アニメーションは、そもそもほとんどが誇張表現。そこにさらにどうプラスしていくのかが、いちばんなやみどころでもある。」

アニメができるまで
アニメ『がんがんがんこちゃん』の監督をつとめる依田さんがアニメを作る過程に密着し、アニメならではの表現とは何かを紹介します。
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アニメ人形劇誇張原画演出