新聞の紙面はどのように作られているのでしょうか。まずは紙面を作るための取材をします。記者がやってきたのは富士山の登山道一合目にある、茶屋といわれる店です。本格的な登山シーズンを前に店主に話を聞きました。話を聞いたり、写真を撮ったりして紙面を作る材料を集めます。支社に帰ると、取材をもとに原稿を書きます。本社では記事の責任者が、記者から送られてきた原稿をチェックします。事実関係の間違いがないか伝えたいことが明確かなどを確認していきます。記事を紙面にどうレイアウトするかを決めていくのが、整理部の仕事です。新聞は見出し、文章、写真などを並べて作ります。最初に目がいきやすい右上に一番伝えたい見出しや写真を大きく配置します。記事の内容を強く訴える写真を選び、すぐにわかる見出しを考えて記事の配置を検討します。新聞は取材から記事になるまで、複数の人たちがチェックしたり手を入れたりして作られているのです。