ねらい

ウシの家畜としての役割や出産方法と人間の関わりについて学ぶ。

内容

ウシは世界中で数多く飼育されている家畜です。乳や肉を効率よく生産するため、人間はウシを改良してきました。春、出産の季節です。牛舎ではウシの出産が始まりました。出産の時には、人間が手助けをします。子ウシが出てくると、前足をロープで縛り数人がかりで引っ張ります。母ウシと子ウシ、それぞれの負担を軽くするためです。子ウシの体をわらでこすります。きれいにするだけでなく、マッサージをして血液の循環をよくするためです。さらに鼻に詰まった粘膜などを取り除いてやります。そして、母ウシが出産して初めて出す乳、初乳を飲ませます。初乳には病気に対する免疫成分が豊富に含まれています。出産はウシと人間の共同作業で行われます。生まれてしばらくすると、子ウシは母ウシとは別なところに移されます。出産をした母ウシは乳牛として、およそ10か月間乳を出し続けます。乳が出なくなると、しばらく休み、また次の出産を迎えます。

ウシの出産
重要な家畜であるウシの出産と人の手助けの方法を紹介します。