ねらい

生物の体の特徴や環境とのかかわりについて興味・関心を持つ。

内容

オオセグロカモメは、主に北海道や本州の北部に住んでいます。このカモメは、繁殖の時期、集団で子育てをします。大きさは、翼を広げると1,5メートルにもなります。親鳥はヒナに鳴き声でコミュニケーションします。ヒナにえさを与えながら、親鳥は、特別の鳴き声を出します。この鳴き声は、えさを与えるときの鳴き声です。カラスがやって来ました。親鳥は警告の声を出します。カラスは、卵やヒナを食べてしまう危険な相手です。この声を聞いたヒナは草むらに隠れます。カラスが去りました。親鳥の泣き方が変わります。これは、えさをやるときと同じ鳴き方です。ヒナが、親のところに戻ってきました。2通りの鳴き方を、もう1度、聞いて見ましょう。ヒナは、明らかに親鳥の声に反応しています。こうしてオオセグロカモメの親子は、鳴き声によって危険を避けているのです。

オオセグロカモメの鳴き声
オオセグロカモメが鳴き声によって、ヒナに危険を伝える様子を紹介します。